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涙(忍×跡)

2006–11–04 (Sat) 16:25
涙(忍×跡)
2006/05/23[Tue]20:14

日も暮れて訪れれば開口一番…
「……帰れ」
「はぁ?」
唐突な台詞に忍足は眉をしかめて、言葉を放った傲巌な男をまじまじと見つめる。
「なんや?この休みはテニス漬けなりたいて俺を呼んだのは跡部やろ?」
「呼んだのはレギュラー全員だったハズだ…お前だけじゃ必要ねぇ…解ったら帰れ」
「なんやねん、ソレ…そない言うたて…」
既に背を向けて用は済んだとばかりに邸内へと歩み始めた彼の肩へと手を伸ばす。
「触るな!」
険しい拒絶。
拒んだ本人すらも驚いたように眼を開くと、震える唇が擦れる声音で謝罪を述べた。
「悪い…」
「俺、嫌われとる?」
「……悪い」

その唇から紡がれるのは謝罪の言葉ばかり…
「折角、皆には無理言って跡部独占しよ思たんにな…」
自嘲気味に笑って肩を落とす。
「跡部に嫌われるん…キツいわ…」
「嫌い…じゃねぇ…ただ…俺が悪いだけだ」
苦しげな響き、傷つけられてるのはこっちだというのに。

宵闇は漆黒の檻の扉を開き、麗しの姫君を捕らえようと、その腕を伸ばした。
「忍足…」
「お前、わけ解らんわ…嫌いやないんやったら…拒まんでくれんか?」

姫君が仰ぎ見れば秀麗な貌を歪ませ頬へと流れ落ちる雫。

(泣くな…)

お前の涙など見たくない…

漆黒の眼差しはただ峻厳と……

恋に落ちても素直にならない姫君の薔薇の刺…

王子の心は既にあると気付かぬ無知な罪…

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