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プロローグ(忍×跡)

2006–11–04 (Sat) 16:27
プロローグ(忍×跡)
2006/08/09[Wed]17:54

「あかん!もう駄目や…」
鮮やかな残照が彼の横顔を映し出す。コートに座り込んで肩で息をする相手に歩み寄るとガットを弄びながら見下ろして苦笑。
影が彼の上に日影を作った。
「さすがに疲れたか?お前、よく一人で俺様の相手が出来たぜ」
「跡部…お前少しは加減しぃや…次から次へと技出されたらキツいっちゅーに…」
不満や弱音を口にしながらも、それでもどんな球も追い、返してきた。
めいっぱい楽しんだのはお互い様だ。満足気な表情に笑みを誘われながら、膝を曲げてしゃがみ込む。
「楽しかったんだろ?今日はお前のポーカーフェイスなんざ見なかったぜ…インサイト使わずとも、お前の考えてる事はまる解りだ」
西の空のグラデーションを仰いで忍足が目を閉じる。整えた呼吸を一つ吐き出し…
「いっそ、テニス以外も俺の事、全部理解ってくれたら楽なんやけど…」
「アーン?何だって?」
「……いや、楽しかったなって…もっと一緒に……ずっと跡部とテニスしてたいわ…」
希いを静かに口にした相手に思わず口元がほころぶ。
真っすぐに自分を見つめてくる視線に吸い込まれる様に目を逸らせずにいると、ふいに忍足が無言で目を逸らした。
「どうした?」
「あかん…凶悪や…」
「…何がだよ」
「いや、だから……もうええわ大概鈍すぎやで…」
あからさまに溜息を吐く相手にムッとすると、オレンジ色の光を滲ませた眼差しが細められた。
その色に含まれる優しさと恋しさに気付いたのはつい先程。
「バーカ…」
俺様に惚れてんだろ?
俺が避けてた理由に気付かなかったんだからお互い様だ。
そして、お前の恋心に先に気付いた俺の勝ち。

さぁ…どうしてくれよう?
お前の手に堕ちてやるより、夢中にさせてやるよ…
もっと…欲しがるまでに。
SS
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