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TRICK & TREAT(氷帝ALL)

2006–11–04 (Sat) 16:28
TRICK & TREAT(氷帝ALL)
2006/10/31[Tue]20:33

「来た!跡部~!TRICK OR TREAT!」
「あっ?本当だ……俺もー!TRICK OR TREAT!」
部室への入り口で待ち伏せしていたらしい二人組。
跳ねるように駆け寄って笑顔で両手を差し出す向日と、ハイテンションに期待に瞳を輝かせながら、同じく駆け寄って来た芥川を認めると、跡部は瞳をしばたたかせた。
「フッ…今年も来ると思ったぜ…一番乗りはお前等か……おい樺地!」
「ウス…」
傍に付き従う巨体が一歩前へ進み出ると、手にした紙袋を差し出した。
袋の中へ手を突っ込むと、シンプルにラッピングされた焼き菓子の包みを二つとりだす。
「ほらよ…TREATだ」
「わっ!美味そー…ありがとう!」
「さすが跡部!用意してくれてたんだぁ…」

ふと、騒がしい部室の扉が静かに開けられた。
「何、騒いでるんですか?先輩達、まだこんな所に…」
手にした包みをぶんぶん振りながら芥川が台詞を遮った。
「あっ、日吉~…今日は跡部におねだりしたらお菓子が貰える日なんだよ~?」「……は?」
不可解そうな視線が包みへと向けられ、跡部へと移される。
「あぁ、ハロウィンだからな?折角だ、お前も一つ貰っておけよ?」
「……あ……ありがとうございます。」
戸惑いながらも日吉が受け取ると…
「あれ?皆さんハロウィン満喫中ですか?」
「へぇ…長太郎、良い所に出くわしたみたいだな?」




―――――

「な…なんや……この行列は…」
「あ、侑士!遅かったな?」
菓子を頬張りながら手を振る相方に近づくと、忍足は眼鏡を押し上げて問う。
「おう、岳人……一体何が起こってるんや?」
「今日はハロウィンだろ?跡部がお菓子持ってるから皆たかってんだよ」
「はぁ?…アイツ、わざわざ皆に配りよるんかい……」
「侑士も貰ってきたら?コレ、美味いぜ?」



「ふぅ…やっと落ち着いたか…」
「なんや跡部、気前いい事しよんな?TRICK OR TREAT」
「アーン?忍足か…まぁな、ハロウィンくらい楽しませてやりてぇしな…お前にもやるよ……樺地!」
軽快に指を馴らして樺地を促す。
「……もう…ありません……」
「は?ねぇのかよ………残念だが、忍足、そういう事だ」
「そっか……残念やな?だったら…」
あからさまに溜息を吐くと悪戯な光を瞳に滲ませ、忍足の口元がうっすらと微笑を刻んだ。
条件反射的に顔をあげた跡部の肩を掴み、壁ぎわに押しつけると…
「TRICKや…覚悟し!」
「…あ!?」
硬直した跡部の脇から腰を忍足の手が容村なく擽りはじめる。
「…ッあ!ばっか…テメ……やめねぇかッ!」
必死に抵抗する両手を片手で拘束すると意地悪い笑みを浮かべた忍足が無駄に低音で囁いた。
「ダメや…堪忍しぃ…」
「っだー!」
「あっ!面白そうな事してる…俺もー!」
「おー…がっくん、おいでおいで」
「ばっ…テメェには菓子やったろ…向日……慈朗!テメェらまでくんなー!」
同情の眼差しや苦笑しながら見つめたまま助けようともしない眼差し。

それもまた、たまにはありということで…

跡部の悲鳴が高い空に響いた日。


はっぴーはろうぃん(はぁと)
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