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一線(仁王×柳生)

2007–07–23 (Mon) 00:20
嘘つきな彼に踊らされていた…


気付けば取り返しはつかなくなると、頭の中で警鐘が鳴り続けていた。

「俺はお前さんが好きなんじゃ……」

途方に暮れたような眼差しが、不安げな色を含む声音が唐突に呪縛をかける。

「柳生…好きじゃ…」

どうしたらいいのか解らない…
嘘つきな彼を信じたら、きっと今以上に振り回されるのだろうと…

「………仁王くん…冗談が過ぎますよ?」


嗜める言葉に彼が表情を歪める。溜め息を一つ。
昏い絶望の影といらだちが彼の気配を彩った。


「お前さんは駆け引きにも応じん。一緒に居すぎて俺の嘘と心の隠蔽に慣れてしもうた……だから、最後の手段でストレートな告白しか俺には道がないのに…」

真っすぐに見据えたままゆっくりと自分との距離を縮めてくる。

「頼むから逃げんで聞いてくれ。どうか信じて欲しい……」

近づく彼から身を引いて、本能のままに逃げを打つ足がもつれて机にぶつかる。

「柳生!」

唐突に抱きすくめる腕の中に包まれ、身が強ばる。

「好きじゃ………」
「……………」
「柳生…」
「……………」

嘘だと否定できれば簡単だった。

認めてしまうのが怖かった…


「…信じて貰うことすら出来んのか…」


震える声音。凍り付いたままの私から彼が無理矢理身を離す。

「…それとも迷惑なだけか?」

透明な雫が彼の頬を伝い落ちる。
瞬時、立ちすくむしか出来なかった身体が動いた。

「……ッ!…仁王くん……すみません。私は…」

衝動的に彼の涙を指先で拭うと、指先から全身へ震えが走った。

「私は……怖かったんです………貴方の想いを認めてしまったら、とんでもない事を口走りそうな自分に…………」

濡れた瞳が静かに、続きを促す。

「私も……ずっと貴方が好きだったんですとか、貴方が欲しいとか…触れられたいとか………ッ!!」

言ってる途中で羞恥に居たたまれなくなる。顔を背けても視線を感じる。どうすればいいのだろう…

「柳生……それはお前さんも俺のことを好きだと言ってる様に聞こえるんじゃが…」

信じられないといった風に呟く相手がもう一度腕を伸ばしてくる。

「ああ、もう!だから嫌だったんです……ずっと焦がれてた貴方に…貴方に愛されたりしたら私はきっと正気じゃいられない…」


刹那、綺麗に笑う彼の表情が自分の理性を払拭した。
彼の腕の中は目眩がするほど心地よく、奪うように口付けてきた唇は何も考えられなくなる程愛しかった。

この人を傷つけるくらいなら…何もかも観念してしまう程。




【以下駄文】

柳生こそ乙女で仁王を振り回してればいい!
そんな純真な妄想から書いた話。

柳生は理性と自制を効かせようともすんだけど、壗ならなくて壊れるタイプ。
一度、思い詰めると底無し愛情深いから尽くすよ?でもって仁王は普段要領いいくせに不器用さを見せるといい。でもキメるトコはキメて甘やかしてくれる男前。柳生にメロメロで可愛がるだけ可愛って、照れる柳生に更にメロメロになっちまうがいい!


……じゃ、そゆ事で!
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